海外渡航型のプログラム本格化——アフターコロナの世界を体感しよう
立教大学
2023/10/24
RIKKYO GLOBAL
OVERVIEW
海外に渡航しやすい状況がようやく戻り、渡航型の留学やプログラムにチャレンジする学生が増えています。参加する目的や渡航先、期間はさまざま。立教大学では多彩なプログラムを用意し、学生の挑戦を後押ししています。
今回は海外プログラムの内容と、2022年度に渡航型のプログラムを体験した学生の声をご紹介します。
主な海外留学?体験プログラム
1. 大学間協定に基づく派遣留学制度
立教大学と国際交流協定を結んでいる海外の大学へ、交換留学生として派遣される留学制度。派遣先は2022年10月時点で26カ国?地域、96大学?機関に上り、派遣期間は1学期間~1学年間に及びます。
2. 短期英語研修プログラム
夏季?春季休暇に実施する、英語コミュニケーション力の向上を目的とした2~6週間程度の研修。現地では、英語力に応じたクラスで、多様な国から参加する学生と共に学びます。現地の歴史や文化に触れるアクティビティも。
3. 国連ユースボランティア
国連機関である国連ボランティア計画と連携し、学生を開発途上国へボランティアとして約5カ月間派遣するプログラム。異なるバックグラウンドを持つ人々との協働を通じて、グローバル人材に必要な素養を養います。
4. 海外インターンシップ
海外での就業体験や生活を通じて、企業と社会の仕組みを理解し、グローバルに働くイメージを得るプログラム。異文化適応力、コミュニケーション力、主体性といった国際的に活躍できる能力を高めます。
5. GL301(リーダーシップ海外実践科目)
立教大学独自のリーダーシップ開発プログラム「立教GLP」の1科目。グローバル教育センターが指定する海外実践プログラムに参加する中で、自分なりのリーダーシップの発揮にチャレンジします。
海外留学体験談
2022年度に海外プログラムを体験し、5月に行われた「Study Abroad Weeks 2023 Spring」で登壇した7人の学生の声をご紹介します。
※学生の学年は渡航時点のものです。
※学生の学年は渡航時点のものです。
中?長期プログラム
社会学部3年次
- 渡航先?大学:ベトナム?RMITベトナム校
- 渡航期間:22年10~1月
- 使用した制度:大学間協定に基づく派遣留学制度
もともと英語は話せるので、言語も文化もなじみのない国に行きたいと思いベトナムを選択。社会学部で得た知見を生かし、経営と広告を学びたいと考えました。留学を経て、言語が分からなくても生きていけるという自信が付きました。
異文化コミュニケーション学部2年次
- 渡航先?大学:トルコ?サバンジュ大学
- 渡航期間:22年9~1月
- 使用した制度:大学間協定に基づく派遣留学制度
トルコは地理的に多様な国から人が集まります。興味の強かった多文化共生を、より深く理解できたと思います。留学先の大学の授業は大半が英語開講でしたが、町中では現地語が主流で、簡単なトルコ語を覚えていけばよかったと感じました。
コミュニティ福祉学部2年次
- 渡航先?大学:ベルギー?ルーヴェン大学
- 渡航期間:22年9~2月
- 使用した制度:大学間協定に基づく派遣留学制度
ベルギーにはEUの本部があり、EUの歴史的な成り立ちなどを学ぶことができました。渡航前には立教GLPの英語開講科目を履修。そこで身に付けたスピーキング力は、留学先でのプレゼンテーションやディスカッションに役立ちました。
文学部2年次
- 渡航先?大学:アメリカ?ケント州立大学
- 渡航期間:22年8~12月
- 使用した制度:海外留学プログラム
とにかく英語を話せるようになりたいと、海外留学プログラムに参加。最初は現地の人の会話がとても速く感じましたが、積極的に他の学生に話しかけ、独り言も全て英語にしたことで、そのスピードに付いていけるようになりました。
短期プログラム
法学部2年次
- 渡航先?大学:オーストラリア?グリフィス大学
- 渡航期間:23年2~3月
- 使用した制度:短期英語研修プログラム(正課)
1~4年次の計24人の立教生が参加していました。約1カ月という期間でも、英語のスキルが格段にアップしたと感じます。親に勧められて参加したプログラムでしたが、楽しい思い出ばかりです。次は中?長期の留学に挑戦したいです。
観光学部2年次
- 渡航先?大学:マレーシア?ウーロンゴン大学KDU
- 渡航期間:23年2~3月
- 使用した制度:短期英語研修プログラム(正課外)
マレーシアでは、拙い英語でも意思疎通ができたので、進んで自らの英語力を試すことができました。おかげで研修後は、物おじせずに英語で会話できるように。現地では中国の春節の行事も経験し、多文化共生への理解が深まりました。
経済学部2年次
- 渡航先?大学:アメリカ?セントラルワシントン大学
- 渡航期間:23年2~3月
- 使用した制度:短期英語研修プログラム(正課外)
これまで一度も海外に行ったことがなく、大学のうちに海外体験をしたいと思っていました。英語で会話する楽しさを感じ、英語学習へのモチベーションが高まりました。今後は留学生と交流する学内のイベントにも参加したいです。
※本記事は季刊「立教」265号(2023年7月発行)をもとに再構成したものです。バックナンバーの購入や定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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